アージュ『君が望む永遠』15th ANNIVERSARY【4/1限定公開】

『君のぞ』が初めてテレビ放映されたのは、2003年10月の事。

 以来10余年、柊町を舞台に繰り広げられていた三角関係は、四角、五角、六角と拡大し、今では真円と言える程にまでなり、2006年には異星人による「地球侵略編」、2011年からはついに地球を飛び出し「宇宙創世編」がスタートした。冷凍睡眠で30年眠り続ける遙、宇宙の闇から現れた深緑のダークマナー、本能の赴くままに彷徨い続ける宇宙怪獣アユーの登場など、留まるところを知らず無秩序に広がり続けていた『君のぞ』ワールド。

 しかし、そんな「宇宙創世編」も残すところあと3年となったにもかかわらず、その先がどうなるのか一切情報がなかった。それがついに情報解禁!

 なんと新シリーズでは、原点回帰を果たす。ということは、ファンの間でファースト、無印、ジ・オリジンと呼ばれるあの『君のぞ』をまた繰り返すということだろうか? いや、原点回帰というのは正しい表現ではない。温故知新、それが正しい。

 つまり、1998~2001年を舞台にしていた『君のぞ』を、骨子はそのまま現代向けにアレンジし、新たな要素を加えることで、『君のぞ』を知らない世代でも抵抗なく物語を楽しめるようになっているのだ。

 新シリーズではタイトルも一新し『君が望む永遠 NextGeneration』となる予定。これは『君のぞ』の新シリーズであることを明確に伝えると同時に、新しい世代のファンを獲得したいという、血涙が伴う程に強い願いが込められている。

 放映は2017年8月予定。

 それでは『君のぞNG』が、具体的にどうアレンジされるのか? その一端をここでご紹介しよう!

これは第3話の一場面。遙が交通事故に遭い突然のリタイア! 何かの伏線なのか!?

揺れるリボンがもの悲しい。

第6話より。悔しそうな茜。やはり当然の結果なのか!?

友人達は観客として茜を応援していたようだが……?

『君のぞ』と言えば鬱展開と言われて来たが、今作でもそれは健在のようだ。しかしそこは現代の世情に合わせ、次の週では何事もなかったかのように話が進むらしいので安心して観続けられるぞ!

 なお、シリーズ最終回は凄い物量になるらしいが、意味がよくわからない。今から脚本が心配である。

『君のぞNG』は2017年8月放送に向け、アマゾンランキングに影響の出ない範囲でいろいろやらかしながら鋭意制作中なので、ぜひ期待して待っていてもらいたい!

Q:監督が、この作品を受けた切っ掛けは?

 そうですね。すごく表現し辛いのですが、懐かしさというか、まるで自分の過去を見てきた感じ……とでも言いましょうか。恥ずかしい話ですが、こんなことがあったなって……これは俺なら、もっと深く伝えることができる! そう思ったんですよ。その時のパッションで引き受けてしまった感じです。――あっ、俺ちょっと熱すぎますか?

Q:原作との違い、監督なりのオリジナリティを出したい部分や、逆にここは変えてはいけないと思った箇所はどこでしょうか?

 実はあえて原作はやってないんで、そのような箇所はありません。話の概要や流れを聞いて、知っている話と酷似してたんで、それなら変に原作にこだわるよりも、流れは同じだけど、俺の知ってる話でいった方がいいと思うんですよね。

Q:では、監督の完全オリジナルになっていると?

 話の筋は同じですよ。ただ原作と同じものをやってもしょうがないと言ってもらえたんで、それなら思い通りにしようと。大丈夫です。内容には自信がありますから……。ただ大きく違うのは主人公を代えたことですかね。

Q:主人公は誰になるんでしょうか?

 主人公の親友です。いや、この主人公もね、大変だったと思うんですよ。恋人たちの間で板挟みになって、彼女の妹からも相手にされなくなって、精神的に参っていったのも仕方ないと思います。でもね、それに巻き込まれた周りは何もなく平然としてられたのかと! どれだけ掻き回されたか! あいつとならと思って諦めたのに、蔑ろにするから……。つい、魔が差して……それなのに拒絶されて……俺は、俺は……。

Q:か、監督にも色々な過去があったことは理解できました……。最後に意気込みなどありましたらお願いします。

 この話をもらって、やる気になっています。ついロケ予定地に行って、写真先撮ってきたし、伝えたいことが山程あるんですよね。でもひとつ疑問なのが、趣味で写真やってるだけの俺のとこに、どうして監督なんてオファーがあったんだろ?

――さ、さあ、どうしてでしょう……? それでは平監督、長い時間インタビューありがとうございました。

 新シリーズ制作と同時に、OVAの制作も決定したぞ!

 タイトルは『白陵柊普通科高校の劣等生』。鳴海孝之を主人公、涼宮茜をヒロインに据えたオリジナルストーリーらしいが、本編とどのように繋がっているのかは謎だ。

 タイトルから想像するに、これでは孝之が単なる落ちこぼれではないかという気もするが、茜は孝之に絶対の信頼を寄せており、「さすがはお兄ちゃん!」と褒めちぎるらしい。

 続報が気になるところだ。

ヒロイン涼宮遙役にはあの――

ポーズが古臭い気がするが、このたぬきノリノリである。

あの伝説のポーズも!!

正直イラッとする!

【りえねぇ】「いやぁ、遙は私しかないって思ってたんですよねぇ~」
【真機】「まだ、何も聞いてないんだが……」
【りえねぇ】「ところで私の名前、間違ってませんか?」
【真機】「いまさら!? ニコ生でもさんざん言ってるしこのままでいいよ」
【りえねぇ】「そうですか……、まあ、私を選ぶなんて見る目あるっていうか――」
【真機】「いいから俺にも質問させてくれ……」
【りえねぇ】「孝之役には福士◯汰でいいかなぁ。私に釣り合うかちょっと疑問なんだけど」
【真機】「スルーかよ! って、ちょっ、おま! 伏せ字にしてるとは言え呼び捨て!?」
【りえねぇ】「それで今回は女キャラは無しで、孝之と慎二のBL展開を希望します」
【真機】「それ、もう君望じゃないから!」
【りえねぇ】「斬新なBLって悪くないと思うんですよね」
【真機】「BLは決定なのかよ……」
【りえねぇ】「ええ、決定です!」(キリッ)
【真機】「キリッ、じゃねぇ!」
【りえねぇ】「最後は、ふたりが私を取り合うのね……」
【真機】「私じゃなくて遙だろ……。そもそも、りえねぇは君望知らないんじゃない?」
【りえねぇ】「知ってます! アニメで見ました! ただりえねぇフィルターがかかってるだけ!」
【真機】「これ以上インタビューして意味あるんだろうか……。一応、遙を演じる上で気を付けたいことってある?」
【りえねぇ】「遙を演じるよりも、私らしさを出せばいい感じになるかなって思います」
【真機】「あ~、ハイハイ。これでインタビュー終わりま~す」